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TOD1,2キャラクターによるレスや日々の記録【サイト話題に付随したブログです】
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匿名さん三次創作>「弱った時には甘いものを」の続き。
匿名さんに倣って糖度高めを目指してみました。
糖度補給にどうぞ。
+ + +

リオンが風邪をひいた。
「………なーんで伝染るかなぁ」
にこにこと笑いながら傍らで椅子に腰をかけ、ベッドに両肘をついているシン。
彼女は既に風邪から回復していた。
「………」
リオンから返答はなかった。
考えにくいことだが、可能性はないでもない。
その可能性について自分から触れるなんてこと、できはしない。
「何か食べる?」
「いらん」
「そんなこと言わないで。おかゆくらいつくって食べさせてあげるよ」
「…自分で食べられる」
そう?
言い残してシンは部屋を出て行く。
帰ってきたときには体温計を手にして、ついでに桃缶など持ってきているのだが。
「これなら喉にもよさそうだよ」
はい、あーん。
フォークで切り分けて差し出すシロップ漬けの桃。
いやがらせか。
思ったが素直にリオンはそれを口に入れる。
広がる天然の甘みと柔らかい触感。。
確かに喉にはよさそうだ。
ひんやりとした感触がまた、熱気を帯びた自分には心地よく一息ついた。
「おやすみのキスでもしてあげようか」
「!!」
何をどうと思う前に紅潮する頬。
自分のしでかしたことを思い出しているのは言うまでもない。
視線だけ動かしてシンを見ると彼女はにやにやと意味深な笑みを浮かべている。
まさか…気づかれていたのだろうか。
いや、そんなはずは。
リオンは心の中で首を振って目を閉じた。
すると頬に感じる違和。
目を開ければシンが微笑っている。
「おい」
「おやすみ、リオン」
シンの気持ちが少しだけわかる。
彼女も自分の気持ちを理解しているだろう。
おやすみ、といったけれどシンはそばを離れる気配はなかった。
安堵、と言ってよいのだろうか。
病人にはそれが必要だと思った。

拍手[56回]

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無題
はわわわー!!
続編だなんて感無量ですっ!
3次創作冥利に尽きますっ/// 糖分補給いただきました!!(?)

↓感想。

シンさんがかーわーいーいー!!
ほっぺチューたまりませんw
いま大学のPC室なのに思いっきりニヤニヤしちゃったじゃないですかっ(><)
この頬の緩みをどうすればいいんですかっ
甘いよー、リオンの動揺っぷりもツボですよぅ。

桃缶いいですね。
桃缶よりも甘い二人がドリームです(もう意味わからんw)

素敵な甘々作品ありがとうございますv
10-wiseさんも風邪、治しちゃって下さいね。
匿名さん 2010/01/29(Fri)15:06: 編集
Re:無題
こんにちは、勝手に続編作ってスミマセン(今更)
>ほっぺチューたまりませんw
本当はお休み→おでこにチューだったんですが、ふいをつくならほっぺの方がいいかなーとあぁなりました。
ニヤニヤしてもらえてよかったです。
いっそのこと緩みっぱなしでもおkですよ?(笑)

>桃缶いいですね。
>桃缶よりも甘い二人がドリームです(もう意味わからんw)
こんなところで桃缶ネタを使ってみました(笑)
こちらこそモチベーションを与えてくれてありがとうございました。

【2010/01/29 17:15】
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