小話スクチャ6本

未整理のデータから出てきたジューダスの名言。

「お前たちはろくでもない密談を始めるから長い間2人きりにしておけない」
「…」

ハロルドとシンのことです(笑）
では今日も未UPスクチャでGO。

D2**価値観の相違
カイル「わー温泉だーーー！！オレ、はじめて！
リアラ「うふふ、私もよ
ロニ「温泉と言えばアクアヴェイル独自の文化で混浴というものがあるらしい。
カイル「って何？
ロニ「露天風呂は必ず皆一緒に入ること！！
ナナリー「なっ！！！
ジューダス「嘘をつくな。
ナナリー「このドスケベ！！！（ドカ！）
シン「…私は常々思っていたんだけど、混浴で大判のバスタオルをまとうより水着のほうが恥ずかしいと思うんだよね。ハイレグとかセパレートのビキニなんかさ、露出度がずっと高いじゃない。…そんなわけで別に私はこの面子で入る分には別に構わな…
ジューダス「言うな。無駄に喜ばすだけだぞ。


D2**難しい話をする2人
シン「んむ～
カイル「シン、何、難しい顔してんの？
シン「私たち、リアラの力であまり時間の影響受けないけど、本来過去を変えるってどんなことなんだろう。って
ロニ「どんなことっていままでさんざん見てきたことだろ？
シン「そーいうのじゃなくて、もっと根本的な…
ハロルド「そもそも時間とは一定方向への流れと仮定するなら不可逆的なものなのよね。
でも不可逆的ゆえに解明するすべすら満足に発見されていない訳よ。
シン「エントロピーは増大する。っヤツ？
ハロルド「そうそう♪それを減少させる方法があるなら
私たちは自分たちの力で過去に「戻る」こともできるかもしれない。
あ、戻る、っていうのは流れがあると仮定した場合の話ね。
シン「でも、減少させる作業にもそれ以上のエントロピーが必要なわけだから。
それって結局過去に戻ってるようで実は未来に向かっているってことにもならない？
ハロルド「あら、それは斬新な発想だわ。
いかに減少させるかを考える科学者はいたけれど過去に向かうことが未来にっていうのはなかったわね。
シン「第一、既に一度流れてしまったはずの時間はどこにいってしまうのか。
そもそも時間が過去・現在・未来の「連続的な流れ」だってことすら証明されてない。
もしかしたら時間は常に瞬間的で過去と現在と呼ばれるものは別の時間軸で存在しているだけってこともありえるんじゃないのかな。
だとすれば安易に過去と呼ばれる場所で選択を変えても来る前と帰る先の現在がDNA上で同じ存在であるとは言い難い訳で。
ハロルド「それは物理的見解よ。そこに在るだけで流れてはいない。
物理学上のエントロピーも断続的な変化にすぎないのね。
でも変化を時間とみなすならその存在自体を洗いなおしてみる必要があるわ。
シン「じゃあ永久機関がもし実現するなら時間航行って言うのは----
ハロルド「永久機関を動かす初めにもエントロピーは必要ね。
カイル「…
ジューダス「おい、カイルが白目むいてるぞ
ハロルド・シン「へ？
ロニ「もぅやめてくれっ！！！脳がとけるっっっっっっっっっっ！！！！！！！！！
ハロルド「溶けないように少しは鍛えなさいよ、全く。


D2**持てないものの悩み
ロニ「世紀の美男子、ここに参上！
ジューダス「何か悪いものでも食ったのか？
ロニ「いやなに、俺様かっこいいって言われちまってな。これがちっこいガキだからあんまりアテにはなんねーけどなぁ
シン「今、思いだした。
統計によると世間一般的に美人は顔を褒めても効果がないらしい。
ハロルド「なるほど、逆もまたしかりってことね。
カイル「それって持てないものの悩みってやつ？
ジューダス「この場合は『モテない男』という感じだが。
ロニ「うるせ～よ！！！

D2**予知能力
ロニ「あ～！オレに予知能力があったらなぁ！
ジューダス「おい、あいつはどうかしたのか？
カイル「うん。オレたちの後の便の船のチケットをものすっごい美女が買ってたんだってさ。
ロニ「未来を知ることが出来れば！あれもこれも想いのままなのに！！
カイル「予知能力かぁ…ロニじゃないけどあったらいいな、とは思うよね！
シン「そう？
カイル「シンは違うの？
シン「そんなもの欲しいと思ったことも無い。決まっている明日なんていらないね。
ロニ「っか～！！夢のないやつだな！たとえば、宝くじだって～マジメな話、自分の危機を回避することだって出来るぜ！
ジューダス「お前の思考力はその程度か。
シン「そっか～くじねぇ…まぁいきなりの訪問客とか予知できたら便利は便利かな？
ジューダス「！？お前までレベルを下げてどうする！
シン「うん？レベル低い発想だったらいいかな、と。もっと自分の未来に関わるようなハイレベルな能力はいらないとして…そうすると必然的に発想レベルも下がるわけで。
ジューダス「…なるほど。
ロニ「お前ら、オレたちは意外とこれで本気なんだからな…？


D2**願い事１つ
カイル「ねぇ、今すぐ願い事が１つだけ叶うとしたら何がいい？
ジューダス「またお前は下らんことを…
シン「いいんじゃない？１つに絞るってのがおもしろそうだ。
リアラ「私は…やっぱり英雄が欲しい、かしら。
カイル「じゃあ、オレは英雄になりたい！！
ロニ「お前ら、わかりやすいなぁ…オレだったら…
シン・ジューダス「「美女とお近づきになりたい。
ロニ「ぐっ…！！お、おおおれはそんな単純じゃねーぞ！
シン「私は……うーんと…やっぱ世界征服？
一同「は？？！
シン「基本だろ、願い事といえば。
ジューダス「お前それ…叶えない気、満々だろう。

はじめはマックのポテトが食べたい。でした。


D2**たった一人の世界
カイル「ねぇっシンはどうしたらいいと思う？
シン「カイル、1人きりで生き残ることと、1人で消滅することは何が違う？
カイル「え？
シン「世界が絶えたなら私たち全員はここにはいない。
例えそこから新しい世界が出来たとしても、リアラは1人で生き残って、どんな気分だろうね。
カイル「…
シン「カイル、皆はもう決めてる。カイルに任せようって。
リアラの気持ちだって決まってる。どうしたらいいんだろう、じゃなくてどうすべきかを考えなさい。