檻の中のトラとライオン

私の職場では、USBメモリなど貸与しておらずしょーがないので私物を使っています。
で、いつも使っているメモリでは容量が足りずしょーがないので更に自宅用を用いました。
その私物にはウィルスの保管庫があって、ウィルスの保管庫なので当然ウィルス類が入ってます。
…ほら、アンチウィルスソフトって隔離用のフォルダがあるじゃないですか、管理人はあれを手動で作っていたわけです。
で、それが先月の19日に職場のウィルスバスターにひっかかってしまいました。
あたりまえです。そこにウィルスつっこんであるんだから。
それからおよそ2週間。つまりは今日。
総務課から緊急のお達しがありました。

「ウィルスに感染している！LANにつなぐな！！感染報告を出せ！」

はぁ？( ﾟДﾟ)
感染じゃなくて「隔離」されてるだけなんですけど。
…ていうか2週間も経って「LANにつなぐな」って…
しかも感染してないのに感染報告かよ。
つーかウィルスじゃなくてワームだから。
いろいろとつっこみたいところが多いんですが、最大の釈然としないポイントは管理者の無知でした。
例えれば動物園に行って檻の中にいるトラやライオンみつけて「危ない！！早く駆除しろ！」って騒いでるようなもの。
（むしろウィルスのレベル的にはたぬきとかうさぎレベルなんですが…）
試験管内に保管されたサンプルを見て、感染する―！とか騒ぐ阿呆がどこにいるというのだろう。
しかもこれ、業者(自称プロ集団）からの指示で騒いでる。
もう意味がわからない。

ついでにPCが回収されるという事態になりました。
仕方ないのでこっそりインストールしていた便利ソフトをすべて消し、履歴やクッキー、はてはレジストリもいじって回収に備えています。
…でもなかなか回収に来ない。ヒマだ。

まぁウィルス持ち歩いてる人間も人間なんですけどね～
反省はしない。むしろただの趣味だ。
…今時USBメモリくらい支給しろよ、と今更ながらに言いたい。

教訓。
脅威は対処法を学んで対峙せよ。